ヒトはなぜ移動するのだろうか?

[KOK 0093]

25 Nov 1998


●ヒトはなぜ移動するのだろうか?●
−遊動の人類学−

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12月4日(金)14:30〜16:00(4限目)
北九州大学本館C−203
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東京大学東洋文化研究所教授

松井 健

「セミ・ドメスティケーション」(海鳴社1989)
「琉球のニュー・エスノグラフィー」(人文書院1989)
「認識人類学論攷」(昭和堂1991)
「自然の文化人類学」(東京大学出版会1997)
「文化学の脱=構築」(榕樹書林1998)

など、著書多数。一連の著書では言語・自然・身体・芸術を思索の中心にすえ、ヒトは自らを内包する世界をどのように認知するのか、民族文化における自然とはなにかを問いながら、文化人類学の最前線と新しい展望を探求している。

今回の北九州大学の講演では、「ヒトはなぜ移動するのか」というテーマで、人間を未知なる世界にかりたてる文化的、自然的要因を考察する。一所に住まいを定めず生活する遊動は、定住が前提のわれわれの社会において、さまざまな形で隠蔽されてしまっている。しかし人類の歴史とはむしろ移動の歴史であった。世界を移動の視点からとらえ直すとどう見えるだろうか。

人と文化に興味のある多数の方々のご来聴をお待ちしております。

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Takekawa Daisuke