ルナティックな犬

【狂154】

96/04/08


今日は入学式でした。午後にいきなり新入生のガイダンスをせよといわれて、なにをしたらいいかわかんないので、踊っていました。(それはただのダンス)。そのあとお岩さんの話をしました。(怪談してどないすんねん)。そしてシェーのイヤミのまねをしました。(なんやぁ?サイザンスかぁ!)。

すでに世間は動いています。わたしは完全にとりのこされています。荷物もまだこないし。

やっと、さよなら京都のすべてのイベントが終わりました。みなさんどうもありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。

バカですねぇ、どこにイベントなんかあったんでしょう。このごろ、頭と体のバランスがくずれて、どうも、おかしくなってます。でも、自分からおかしくなっているって言えるのは、そんなに重症じゃないそうだから、まだ、大丈夫なのかもしれません。よくわかりません。あれはイベントだったのですか?でも、そんなイベントは狂電上にしか存在していなかったのですか?ホント?わたしの頭の中だけとか。文字の上だけとか。ははは。楽しかったよぅ。

いままでのような公平で客観的な情報(ははは)をみなさんに提供するのが、とても苦しくなってきました。言葉と心は別物なのに、言葉が私なのか、私が言葉なのか、わからなくなっています。私はいま私の言葉にしばられて身動きがとれません。バカですねぇ。

書けば書くほどウソを書いてます。ウソというのはホントとウソのウソではなくて、鳥の名前です。

狂電や私のメイルはすべて、私の頭の中でつくられた虚構かもしれません。このあいだ、どうしてもネットにつながらない時に、無意味なメールを書きためながらそう思いました。いったい誰にむかって書いているんだろ?もし、この狂電をどこかのホームページに置いて、私を知らないだれかが読んだら、これが虚構であるか事実であるか、ぜんぜん判断できないじゃないですか。

みなさんは、私の虚構を楽しんでいるのですか?私の虚構に一喜一憂しているのですか?ちがいますよね。虚構なのは私の頭の中だけです。メイルだって電話だってみんなウソです。そんなもの、ただの月の美しさにすら勝てっこないのです。かってにみんな心がつながってるって勘違いしているだけです。

体がきちんと動きせん。季節性躁の反動でしょうか。ウソです。私は季節性躁なんかではありません。ただのルナティックな犬です。だったらどうなんだ。

そろそろ潮時かもしれません。「次号」をもって狂人電子通信は廃刊いたします。ご愛読ありがとうございました。

最近、読者になられたかたには、かたすかしを食らわせてしまい申しわけありません。おって、すべてのバックナンバーを (http://jinrui.zool.kyoto-u.ac.jp/kyojin/kyojin.htm) のWWW狂人国際蜘蛛乃巣広報にうつしますので、むかしを懐かしんでください。

11年前の狂人新聞からの読者のみなさま、あれれ、もしかして創刊号からの読者は、こないだ小倉に来てくれたヒデサンとモモチャだけなのかな?すごい偶然ですね。あと花火師のユウちゃんも古くからの読者ですよね。ながいことありがとう。

今後どうするかわかりません。とりあえず個人あてのメールはつながっています。でも、いまはひとりでじっとしていたいので、しばらくのあいだ、ひとりでじっとしております。ごめんなさい。


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