■帰って来ました。いやいや、やはり北の地方はさむいです。雪が降ってました。
■今さらですが、青函トンネルってのはどえらいもんですなぁ。電車はトンネルに入るとどんどん降りていき、真ん中の最深部では地下240mになります。おそらく、私にとって誕生以来もっとも地球の核心に近づいた記念すべき瞬間でありました。
■トンネルの全長は山手線の1周半分に相当するといいますから、尋常な長さではありません。時々トンネルに窓ガラスがついていて海中の様子を楽しむ事ができるとか、アンコウの大群が横切るときは電車が止まるとかいう話を事前に聞いていたのですが。まったくのガセでした。海底トンネルというより地底トンネルです。ずっと真っ暗な穴の中をひた走りに走るわけです。私ののった快速海峡11号の車両の中でずっとおきていたのは、私と鉄道少年約2名くらいで、あとの人はみんな寝ておりました。まさに夢のトンネルです。具体的にどんな感じかといいますと、車両の前にパネルがありまして、
《現在入り口から10km》 】■■■ □□□□【 . ■■■ □□□ ■■□ □□□ □○□ □○□ たっぴ海底駅 □□□□□□□□ よしおか海底駅
■トンネルに入ったら最後、このパネルを眺めるしかすることがないというわけです。五感が閉ざされてしまい実感も湧かず、仮想現実っぽい感じの体験でした。ちなみに海底駅ができたおかげで海底人の通勤は随分楽になったそうです。