[KOK 0270] こくら日記のトップページにとぶ 20 Apr 2006

誰がために携帯は鳴る続報

 

携帯電話続報である。

私のところに携帯電話が届けられてわずか一週間後に、驚くべきことに気がついた。パケット通信料が4千円を超えていたのである。

雲

誓っていうが、わずかにバーコードリーダーのアプリケーションをヴァージョンアップした以外にはまったく通信は使っていない。時間にして十分ほどである。それが、メールすら使わないうちに、唐突に使用料金が4千円を超えているのである。

百歩譲って、かりに操作をまちがえて、ネットの通信を切り忘れていたのだとしても(そんなはずはないのだが)、パケットが流れないのになぜこんな値段になることがあるのだろうか?

なにかの間違いにちがいない。しかしなんの間違いなのか。機械の故障なのだろうか?新手の詐欺なのだろうか?しかしなにもしないのに詐欺にひっかかるのか?たしかに携帯に関しては不慣れだがネットに関しては熟知しているつもりだ。なぜこんな事がおきているのか、それを確認するために、電話を買った店に行った。

雲

しかし、みごとにマニュアルどうりにしか生きていない代理店の窓口の若い女性は、私の質問の意味をまったく理解できず、「パケット料金がお安くなるプランもございます」とパンフレットを見せる始末。結局、親会社であるAUの相談窓口に電話をかけることになった。その応対の電話でも彼女は「お客様が怒っておりまして」口を滑らせる。私は怒っていなかった、極めて冷静に原因の追及を依頼しただけだ。動揺したときの口のきき方もマニュアルに書いておくべきだ。

AUの相談窓口の対応はさらに不誠実なものだった。不誠実どころかまったくなにもする気がない。私がいつどうやってこれほどのパケット通信をしたのかその証拠なり証明なり理由なりを明らかにしてほしいというのに対し、「お客様のプライバシーの問題ですからお教えすることはできません」と応える。プライバシーを持つお客様は私である。

結局、確認できるのは料金表だけであるという。なぜパケット料金がこんな事になっているのかを示すことはできないという。「ログ(通信記録)はのこっていないのか」という私の質問には「自分は料金の窓口の人間であり、わからない」とこたえる。もしかするとログの意味もわからないのかもしれない。ならば「技術なことがわかる人に聞いてほしい」というと「部署が違うので聞けない」とこたえる。ならばならば「私が直接電話して質問するので連絡先を教えてほしい」というと、明らかに言葉につまり上司に相談に行く。

数分待たせたあとの答えは、「技術の部署がたくさんありどこで対応できるのか解らないので教えられない」とのことであった。ログがあるのかないのかという点について再度確認すると「ない」という、「証拠になるものがないのなら私も身に覚えのない料金を払う根拠がないのでは」と応えると「あるかもしれないけど見せられない」と言い直す。もはや適当に答えているようにしか思えない。

結局、とりえず「料金表を確認していただいた上で相談する」というので、その請求を出したのだが、一週間近くたった今にいたってもてもなにも送ってこない。

雲

これがKDDから出発しツーカーあたりを統合し、今をときめく日本の通信会社大手のAUの対応である。便利なことに携帯電話には録音機能があるので、大事な会話はすべて残っている。

というわけで、いまでは電話を使うだけでも不快である。私の携帯人生も短かもしれない。はてさて携帯電話使用に熟達したこくら日記読者諸氏にもこのような経験があるやいなや、あるいはこうした場合、泣き寝入り以外にいかような道があるのか、ご教授頂ければ幸いである。いずれにせよ近々また問い合わせをせざるを得ない状況である。


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