異種間格闘一本勝負

[KOK 0106]

24 May 1999


岡山・神戸・京都にいった。岡山ではオス2頭メス2頭の2歳のチンパンジーにあった。出し物は、ヒトVSチンプ、世紀の対決。

迎え撃つはパントログロダイテス代表、メス2歳、??kg、ミズキ。対するはホモサピエンスサピエンス代表、オス2歳、13kg、ゲンゲン。

勝負は一瞬にしてついた。ヒトはチンパンジーの前に屈辱の敗北を喫した。ゲンゲン・・・あえなく泣く。

このごろでは, 人類の進化も単調な一つの道筋ではなく、いくつもの枝分かれがあり、その多くは袋小路に入り、たった一つが現在に残っている、という考え方が主流である。

つまり歴史的には同時代に複数のヒト科が存在した事もあるわけだ。われわれの祖先は、異種の人類たちとどのような接触を持っていたのだろうか?興味は尽きない。

「チンパンジーってイヌやネコと同じでしょ」というぼくの問いかけにたいする、対戦後のゲンゲンの答え。「ううん、オバケみたいだった」

なるほど「オバケ」か・・・。動物でもなくて人間でもないもの、かつての人類もそんな「オバケ」と共存していたのかなぁ。

New▲ ▼Old


[CopyRight]
Takekawa Daisuke