佐賀のいきあたりばったり系

[KOK 0017]

22 Oct 1996


古湯温泉

学会だったので、先週の金曜日から、佐賀にいっていた。

学会開始の朝いきなり佐賀いりした。その夜はホテルでいきあたりばったりの、幻覚キノコだった。これは、かなりハッピーだった。このごろは私もキノコ慣れして、わりと感情を好きなようにコントロールできるのでうれしかった。

古湯温泉

次の日は、古湯温泉であった。ここもよかった。いきあたりばったり宿を探したら、寅さんやゴクミも泊まっているこのあたりの老舗だった。しかも私たちの部屋は、「宮さま」がとまったその宿最高の特別室であった。本当ならひとり3万円の部屋だそうである。しかし、当日の、しかも夜の5時に予約して、ちょっと高いと値切ると、なぜだかしらないが、1万3千円にまけてくれた。

いきあたりばったりの謎だ。

古湯温泉

すごい豪華な部屋だった、料理もうまかった。温泉はぬるぬるして気持ちよかった。部屋には若女将と大女将が交互に挨拶にきた。殿様気分だった。

3日目は、柳川であった。いきあたりばたっりで、堀割をいく船に乗った。ビールをのみながら、なりゆきにまかせて川を下った。大判焼きの中にキムチだのチーズだのカレーだのをいれた「まよいやき」がうまかった。

タクシーの運ちゃんに教えてもらったコスモス街道にもいった。いきあたりばったりいくには、あまりに、さむかった。しかし筑紫平野の正しい秋の夕暮れを満喫した。

夕食は福岡の天神の芸術系の食物屋だった。よくしらぬが親不孝通りという場所だった。いきあたりばったりでいったのだが、偶然にも同行者のユさんの知り合いの知り合いが、個展をしていた。その人は北海道の人なのだが、小倉のことが気に入っており、なかなかに、ものごとがよくわかる人だった。

例によって、なにかにつけ、いきあたりばったり系の旅だったが、今回もまたすてきな成果があがったと思う。いれかわりたちかわりつきあってくださった、7名の同行者のみなさんありがとう。

コロちゃん、カラーザウルスで撮影した「玉部屋(ぎょくべや)」の映像ファイル、転送してください。ホームページで紹介します。シオちゃん、電波系と音波系のちがいについて、いずれまた深く語りましょう。ヒルちゃん、グッドでなにより、キノコオクレタノム。レンさん、こんどは九州の山にいきましょう。ユさん、気を使っているようにみえたとしたら錯覚です、あたしはまったくお気楽ゴンタのなりゆきまかせでしたよ。メイちゃん、つぼを得た案内、感謝します。ヨウちゃん、わがままな大人ばかりで大変だったと思います、楽しんでいただけたようでなによりです。

またあそびましょう。

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Takekawa Daisuke