いつも泡盛を飲みながら
かつてケイユオジが住んでいたウダラ浜で
その先生が自費出版した「恵勇爺と泡盛談」
だれが名付けたかしらないけれど、ケイユオジは西表のターザンって呼ばれていた。
たしかにケイユオジは西表の森の中でたったひとりで生活していたけど
ターザンというイメージはおよそ似つかわしくない、
もの静かなやさしいオジイサンだった
海の話や山の話、昔の沖縄の話を、聞かせてくれた
ケイユオジは自然の中でどう生きるかをよく知っていた
毎年夏の間をケイユオジとすごしていた中学の先生にであった
真ん中が中学の美術の先生、左が小学校の校長先生、僕が大学の先生
変なところでいろんな先生が集合した
在りし日のケイユオジの姿を彷彿とさせる素敵な本だ
このページのイラストはその本からの引用している